みそ研究会かめのこ会

  同伴会  
 昭和43年、幹事さんの提案で同伴会が誕生した。我々男性同志は親しい交流を重ねて来たが、お互いの奥さんの顔も満足に知らない様では真の業界の親睦にはならないのではないかという理由からで、初回はその年の夏、放送会館のビアホールに集まった。如何に社交家の集まりである二十日会でも、初対面という方もあって最初はお互いに堅くなっていたが、あとには和やかな寡囲気となり、楽しいパーティとなった。その後、会場を足羽苑や魚屋に代えたり、又ある時は「クラブ百万弗」を借りるなど、絶えず新しいアイデアを出し合いながら毎年続けられている。今では回を重ねること13回ともなり、お互いに肩をたたきあって語り合える仲となってきた。
 昭和51年の新年同伴会は目新しい企画をとり入れた。と言うのは、会費は徴収しないで、代わりに各自正月の残り物でよいから酒や肴を持ち寄るという方法である。会場は組合の会議室とし、その準備も又アイデアを持ち寄り、4、5名の者で、費用もかけずにまたたく間に仕上げてしまった。照明も赤・青・黄と効果満点で、テーマは「お酒と軽食とゲームの夕」“カップル二十日会の集い”とした。4つのテーブルには飲物・食物が山と積まれ、越前そばのコーナー、喫茶コーナーも設けられて、全員が歌ったり、踊ったり、ゲームをしたりして笑いと拍手が止まず、時の過ぎるのも忘れてしまう程だった。ようやく11時近くに、万歳をして、名残り惜しい気持のまま閉会となり、それぞれ夫婦が手を取りながら帰ったが、そのうしろ姿は実に美しい光景だった。
 翌52年は又、企画を換え、不景気を吹き飛ばすべく「餅つき大会」と流行の「カラオケ大会」となった。全員で餅をつき、そしてマイクを持って歌ったが、今迄歌ったことのない会員の中でカラオケとなると大変上手な人が現われ、又、夫婦で歌う組もあり、みんなの喝采をあびる一幕もあった。
 今では同伴会も、今年はどんなことをするのだろう、という楽しみも加わって、1年ごとにその親密度を増してきており、大きな成果が表われてきている。

このように年間の行事をまとめてみると、現在は毎月の例会は軽い夕食とし、10月に旅行、12月に市内の魚屋などでの忘年会、1月に新年同伴会、2月に温泉での新年会、8月には同伴会となっており、その外に何年かに一度、海外旅行が計画されることになっている。
 さて、こうして見ると、二十日会は恰も遊びの会の様に見られるが、果してそうだったろうか。
 二十日会発足の頃について考えてみよう。それは終戦後の統制経済が終り、組識的な活動もなくなって、ややもすると個人主義的な企業経営から、同業者間の競争が激しくなり始めた頃ではなかっただろうか。そのような時期に、毎月1回集まって、業界の事についてお互いの意見を交換し合えるとは、何とすばらしい事だっただろう。その後、経済的な変動もあったが、その都度、いろいろな問題の解決の為に二十日会の果した役割は、実に大きいものがあった。そして、現在の様な情報化時代だからこそ、二十日会の場に於いて、毎月の組合の役員会の報告や、中央・東海・北陸ブロックなどの報告を聞き、それについて話し合う事ができるのは大変意義があると思う。更には、益々複雑化してくる流通問題についても、それぞれの立場に於いて意見を交換し、その対応策までも話し合える場となった。そんな二十日会の今日の姿を見る時、或る時は無駄な酒であり、夕食であり、そして旅行であったかも知れないが、歴代の幹事さんによって培われてきた会員相互の堅い絆が思われ、それは決して一朝一夕に出来たものではないと信じている。今後、更に社会情勢は変化してゆくであろうが、世代は変っても二十日会は永久に存続されるであろうし、益々強固な組合となって発展する事を念じている。

同伴会の思い出
 1977.1.20=同伴会も12回ともなれば、盃を交して会話もはずみ、余興に興じて和気あいあい・・・ところが一夜明ければ何とやら、自分の知らないズッコケ、万歳唱和の引延ばし、聞いてビックリ意気消沈。それでも輪(会)をはずされなかった。会員諸氏のご容赦感謝あるのみ。“一度限りで二度ないよう”目下精進中。(大谷記)
  昭和7年の組合員名簿
(商号又ハ屋号)(住所)       (氏名)       (電話番号)
 布施田屋   福井市舘町       西尾 平五郎     福井  903
 かたや    同  足羽下町     吉川 誠一      同  1,131
        同  相生町      山田 庄太郎     同   941
        同  氷川町      古村 喜正      同  1,188
 大町屋    同  葵町       吉村 寧       同  1,085
        同  湊中町      伊藤 紋太郎     同   790
        同  錦下町      国島 清平      同   321
 山崎屋    同  大和中町     伊東 祐司      同  1,543
 室 次    同  春山上町     白崎 次左衛門    同   314
 米 五    同  春山中町     多田 五七 郎    同   214
        同  老松中町     水島 力       同   897
 下總屋    同  老松下町     猪ノ瀬 和平     同   885
        同  松ヶ枝中町    八木 友作      同   895
        同  寛永下町     福井醤油醸造株式曾社 同    96
        同  日ノ出下町    西川 清       同   909
        同  手寄中町     喜多 川喜一     同  1,288
        同  手寄下町     山元 菊丸      同  1,114
 堺 屋    同  同        岸  彦平      同   171
        足羽郡東郷村中昆沙門  中野 長左衛門
        同  木田村花堂    山田 清
(以上組合員)

        福井市常盤木町     竹内 準
        同  毛矢町      吉田 治男
        同  吉野下町     福島 仁三郎
        同  手寄上町     大牧 千太郎
        同  豊島下町     米倉 吉太郎
        同  尾上下町     新村 治郎吉
        同  錦中町      藤井 清八
        足羽郡木田村木田地方  常盤 商會
        同  同  同     田崎 外次郎
        同  同  同     竹内 惣兵衛
        同  同  花堂    竹内 仁左衛門
        同  同  下荒井   宇山 捨松
        同  同  下馬    前川 平四郎
        同  東郷村東郷二ケ  鈴木 由松
        吉田郡圓山西村新保   玉村 喜太郎
        同  圓山東村下中   下中醤油醸造株式曾社
        同  上志比村栗住波  南部 劒次郎
        同  中藤島村高木   木村 新一
        同  西藤島村三ツ屋  中川 幾代太
(以上組合外)
 
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