かめのこ会二十日会

  福井県 みそ研究会の今日まで
 みそ研究会は、福井県内の、みそ製造業者が、その技術の向上もさることながら、業界の親睦と結束をはかることを第一の目的とし、ひいては県内みそ業界の経営の安定という宿題を達成するために、福井県みそ工業協同組合結成後の間もなく自発的につくられた。
 昭和50年3月、醤油・みその組合が合併するため、福井県みそ工業協同組合が発展的に解散をしたあとも、原料米や流通・価格など、みそ独自の問題の多いこともあって、みそ研究会だけは現在まで続いている。福井県の、みそ業界は、生産数量(1100t)、業者数(15)ともに全国では最少の部に属しているが、その結束と固さと友情の深さ、それぞれの規模スケールに応じてのユニークな安定経営、又、適正価格を乱さず県内メーカー同士のみにくい過当競争がないという点では、全国でも誇れるのではないかと自負している。これも、みそ研究会が、ただ技術向上のみに重点をしぼることなく、親睦と友情をモットーに各企業のノウ・ハウを勉強させてもらいながら家族的運営をしていったのが大いに貢献していると思う。
 みそ研究会の主な事業は、新年総会(主に温泉)と初夏に開催する研修旅行であるが、随時技術研究会も行っている。現在会費は36,000円で、新年会と研修旅行会には参加者から別途徴収しており、又、全国味噌技術会の「味噌の料学と技術」も会費より一括支払って全員購読している。
  新年総会
 昭和32年以後の新年会の会場は次のとおり。

 <年日時>       <会場>
 昭和32年2月14日  は  い  や(芦原)
 昭和33年2月18日  わ た な べ(山代)
 昭和34年2月16日  大  の  や(山代)
 昭和38年1月19日  は  い  や(芦原)
 昭和39年2月17日  清  風  荘(芦原)
 昭和40年1月21日  な  か  に(芦原)
 昭和41年2月13日  い  ろ  は(芦原)
 昭和42年2月12日  湖  畔  荘(片山津)
 昭和43年2月11日  わ た な べ(山代)
 昭和44年2月16日  ゆ の く に(山代)
 昭和45年1月25日  山  水  閣(山中)
 昭和46年1月24日  芳  泉  荘(芦原)
 昭和47年1月23日  は  い  や(芦原)
 昭和48年1月21日  さ つ き 荘(芦原)
 昭和49年1月13日  か  ど  惣(芦原)
 昭和50年1月19日  ニュー 芳泉荘(芦原)
 昭和51年2月15日  八     木(芦原)
 昭和52年2月25日  ニュー 芳泉荘(芦原)
 昭和53年2月19日  政  竜  閣(芦原)
 昭和54年2月24日  べ  に  や(芦原)
 昭和55年2月24日  つ  る  や(芦原)
  研修旅行
 はじめの頃は記録もととのっていないが、古い日記帳などを手がかりに調べると第1回は、阪大の照井教授が研究されていた実験段階の無手入製麹と樋口もやしの見学に大阪へ行った昭和34年だと思う。当時、福井23時51分発の夜行列車で一行は大阪へ向っている。昭和35年には、四国と岡山方面、そして昭和36年には信州・東京方面と、今はなき旅行好きの多田五郎治氏が旅行の幹事として世話をしておられ、現在のみそ研修旅行の礎をきずいた。当時はまだ、今に比べて悠長な時代であったのか(往復にも時間がかかった事にもよるが)この3回の研修旅行は、いずれも2〜3泊している。
 昭和40年3期、三島の伊豆味噌醸造場で、川田式の原料処理から製麹までの7工程を一挙に進められるという回転ドラム式の製麹機の公開実習があり、それに参加して以来、組合創立15周年の年中止したほかは、昨年、神戸の(株)高田商店を見学するまで、毎年つづいており、味噌業界の要望も強いので今後も、われわれ零細メーカーのヒントになる場所をえらんで続けていきたい。又、昭和48年の木曽路旅行以後は、会員の家族にも参加をよびかけ、家族ぐるみのお付合いもでき参加人数もふえた。
 なお、当研究会の研修旅行実施状況は下記のとおり。

《味噌研究会研修旅行》           
 ○昭和34年3月12〜14日
 【行 先】大阪        【見学コ−ス】阪大・樋口もやし(大阪) 
 【宿泊地】大阪        【参加人員 】 
 【その他】
 
 ○昭和35年2月17〜21日
 【行 先】四国        【見学コ−ス】鳥井商店(徳島)、前川商店(坂出) 
 【宿泊地】高松・屋島・岡山  【参加人員 】 
 【その他】
 
 ○昭和36年6月11〜14日
 【行 先】信州、東京     【見学コ−ス】小口味噌工場(諏訪) 
 【宿泊地】          【参加人員 】 
 【その他】 
          
 ○昭和40年3月19〜20日
 【行 先】三島        【見学コ−ス】伊豆味噌醸造場(伊豆)  
 【宿泊地】三芳館(三島)    【参加人員 】9名  
 【その他】 
   
 ○昭和41年6月18〜19日
 【行 先】大阪        【見学コ−ス】南宗みそ(岸和田)、サンコー工業(株)(大阪) 
 【宿泊地】くら本(大阪)    【参加人員 】14名 
 【その他】松竹新喜劇観劇。 
                   
 ○昭和42年6月23〜25日
 【行 先】埼玉、東京     【見学コ−ス】カネタみそ(わらび市)、日ノ出みそ(株)(町田)
 【宿泊地】てつ金旅館(東京)  【参加人員 】14名 
 【その他】

 ○昭和44年6月21〜22日
 【行 先】京都        【見学コ−ス】菱六もやし・松浦科学(京都)
 【宿泊地】大うら(京都)    【参加人員 】12名 
 【その他】京都名園めぐりFコース。
 
 ○昭和45年7月 2〜 3日
 【行 先】高野山       【見学コ−ス】地蔵院(高野山)
 【宿泊地】          【参加人員 】11名 
 【その他】高野山。天理。奈良。

 ○昭和46年7月 3〜 4日
 【行 先】名古屋       【見学コ−ス】佐藤醸造(株)(七宝町)
 【宿泊地】明山荘(三谷温泉)  【参加人員 】11名 
 【その他】トヨタ自動車元町工場(コロナ)。豊川稲荷参拝。

 ○昭和47年8月 8〜 9日
 【行 先】高岡        【見学コ−ス】高岡みそ協業工場(高岡)
 【宿泊地】わたなべ(山代)   【参加人員 】11名 
 【その他】
 
 ○昭和48年8月 4〜 5日
 【行 先】木曽・恵那     【見学コ−ス】
 【宿泊地】金龍館(恵那)    【参加人員 】12名 
 【その他】馬籠・妻籠(木曽路)。恵那峡。付知峡。

 ○昭和49年6月15〜16日
 【行 先】伊勢・鳥羽     【見学コ−ス】
 【宿泊地】ホテル松濤(鳥羽)  【参加人員 】17名 
 【その他】伊勢神宮参拝。金剛証寺スカイラインコース。大王崎パールラインコース。
 
 ○昭和50年6月14〜15日
 【行 先】小豆島・岡山    【見学コ−ス】竜野淡口協業工場(竜野)
 【宿泊地】濤洋荘(小豆島、土佐)【参加人員 】13名
 【その他】小豆島一周。岡山後楽園。
 
 ○昭和51年6月27〜28日
 【行 先】伊豆・大島     【見学コ−ス】
 【宿泊地】ホテル為朝園(大島) 【参加人員 】15名
 【その他】三原山火口で乗ってきた馬があばれて走り出す。伊豆スカイラインと十国峠。
 
 ○昭和52年6月12〜13日
 【行 先】倉敷・尾道     【見学コ−ス】世界長酒造(灘)、永田醸造機械(株) 
 【宿泊地】ホテル金花園(尾道) 【参加人員 】14名
 【その他】耕三寺(西日光)。大原美術館。六甲ドライブウエー。
         
 ○昭和53年6月25〜26日
 【行 先】京阪神       【見学コ−ス】(株)高田商店(神戸市) 
 【宿泊地】タワーホテル(京都) 【参加人員 】14名
 【その他】ミヤコ蝶々の「おもろい女」観劇。京都観光 伏見・桃山コース。

○昭和54年6月23〜24日
 【行 先】奈良
 
かめのこ会二十日会